今さら聞けないハリスツイード講座
![]() ※ハリス・ツイード・へリンボーン生地 ![]() |
ハリスツイードとは イギリスの貴族社会にこのハリス・ツイードの素晴らしさを広めたのが島の領主夫人であるダンモアー伯爵夫人です。ハリス島は、酷寒の冬がやって来る島。地元の島民は普段着にウールの着物を主に作っていました。1846年、ダンモアー伯爵夫人がマレー・タータン柄をハリス島の職人にツイードで再現させたところ、そのできばえのすばらしさに心打たれ、婦人はイギリスへの普及に尽力することとなりました。 婦人はこれらのツイードをハリス島の産業とすべくイギリスに広めていき、その後生産工程が改善され、ハリスツイード産業が軌道に乗り始めます。 初期の南極探検隊などが着用したことからもわかるように高い防寒性とデザイン性を備えたハリスツイードはやがてその名を世界にとどろかせることになります。 伝統的な織物の衰退に歯止めをかけるべく、1993年、イギリス国会はハリスツイード条例を制定。これによりハリスツイードの技術や製品は国際的な保護の下に置かれました。この条例にのっとり、ハリスツイードは今なお伝統的な手法を維持した製造過程にのっとって作られています。 ひと編みひと編みがしっかり紡がれているハリスツイード。 その洗練されたデザインは日本でも人気が高く、様々なシーンに合わせやすいのが特徴です。 また、ハリス・ツイードは2010年に100周年を迎えました。 世代や時代を超えて愛され続けてきた理由がそこにあります。 |
「生地メーカーというと大規模工場で一括生産しているイメージが強いですが、ハリスツイードの場合は、スコットランド北西部の島、ハリス&ルイス島の島民たちが自分の家の織機で、生地を織るホームスパン。そして完成した生地を“ハリスツイード協会”という団体を通して、ハリスツイードというブランド名で世に出しているわけです。ツイード作りは、日本でいうとコシヒカリやササニシキといった米づくりに近いですね。日本ではハリスだけが突出して有名ですが、アイルランドの“ドニゴルツイード”など、ツイードにはほかにもたくさんの産地があります。そんな地域性こそがツイードの魅力ですね」
そんなツイードのなかでも、ハリスツイードだけがなぜ今でも高い知名度を誇るのか?
「現在は協会が厳しく品質を管理していますが、いっとき大量生産品が世に出回ったことで、逆に世界中にその名が広まったという点はあります。しかし、やはりその魅力は豊かなストーリー性と、生地の質実剛健な雰囲気に尽きるでしょう。以前、ハリス&ルイス島に視察に行ったときは、いまだに人力織機を使って生地を織っており、昔とほぼ同じ製法を守っていたことに驚いたものです。最近主流のハリスツイードは1メートルあたり400gの“スーパーファイン”というものですが、それでも十分すぎる重厚感。昔の英国ではいちばん軽い“フェザーウェイト”でも480gでしたから、まさに一生ものです」
内側には、本物の証でもあるハリス協会の織りネームがついています。このマークはダンモアー伯爵の家紋であるマルチーズ十字架と球形を組み合わせてできた物です。
シリアルナンバーがついており、そのナンバーを調べると生地を織った職人が分かる様になっているのが特徴。
世界で唯一、法的な定義により完璧さと品質を確保されている証拠です。
〜【ハリスツイード製品は】〜
アウターへブリディーズ諸島で染色され紡がれたバージンウールを使い、島民により手織られたツイードを意味します。
ハリス島では、真冬の酷寒の島で生活する地元の島民が普段着にウールの着物を主に作っていました。
これらのツイードをハリス島の産業とすべく広めていき、その後生産工程が改善され、ハリスツイード産業が始まりました。
その後、その質の高さから「King of Tweed 」と呼ばれ、世界中にハリスツイードの名前が知られ多くの人々から認知されています。
ハリスツイードを使った製品には、必ずハリス協会の織りネームが付けられています。
ハリスツイード取り扱いサイト紹介